シャッ……
突然現れた光。
目を開けると、私に背を向け、カーテンを開けている森の姿がそこにあった。
上半身裸で、スウェットズボンを履いている。
私はベッドから上半身だけ起こし、森の背中を見つめる。
―――とうとうやってしまった。
自覚するには時間はかからなかった。
起きたか、と森はこちらを振り向き、再び、ベッドに戻る。
「おはよう」
「……おはよう」
「昨日のゆめ、やばかったな」
「振り返るな、恥ずかしい」
森はどうしてか通常運転で、私もなぜか少し冷静でいられてる。
肌寒い季節のはずなのに、部屋はぬくぬくとしている。
「俺のテクやばいっしょ?やっぱり女が途切れないとレベルアップしていくものなんだよね」
「はいはい」
「何それ、俺に興味なすぎじゃない?」
もうちょっと関心持ってよーと私の胸を触りだす。
その時、自分も上半身どころか、全身裸だということを思い出した。
「……っ!触らないで」
「つれないねー」
『これね、―――契り。もうゆめは俺以外とセックスしちゃだめだからね?』
不意に、昨日森が言ったことを思い出す。
「ねえ、森。あんたが昨日言ってた"契り"って―――」
「ん?ああ、そんなこと言ってたね。聞いて驚かないでね、俺、実は―――」
"バンパイアなんだよね"
突然現れた光。
目を開けると、私に背を向け、カーテンを開けている森の姿がそこにあった。
上半身裸で、スウェットズボンを履いている。
私はベッドから上半身だけ起こし、森の背中を見つめる。
―――とうとうやってしまった。
自覚するには時間はかからなかった。
起きたか、と森はこちらを振り向き、再び、ベッドに戻る。
「おはよう」
「……おはよう」
「昨日のゆめ、やばかったな」
「振り返るな、恥ずかしい」
森はどうしてか通常運転で、私もなぜか少し冷静でいられてる。
肌寒い季節のはずなのに、部屋はぬくぬくとしている。
「俺のテクやばいっしょ?やっぱり女が途切れないとレベルアップしていくものなんだよね」
「はいはい」
「何それ、俺に興味なすぎじゃない?」
もうちょっと関心持ってよーと私の胸を触りだす。
その時、自分も上半身どころか、全身裸だということを思い出した。
「……っ!触らないで」
「つれないねー」
『これね、―――契り。もうゆめは俺以外とセックスしちゃだめだからね?』
不意に、昨日森が言ったことを思い出す。
「ねえ、森。あんたが昨日言ってた"契り"って―――」
「ん?ああ、そんなこと言ってたね。聞いて驚かないでね、俺、実は―――」
"バンパイアなんだよね"
