【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

恐らく彼は何らかの方法でムーを救えたのだろう。
メイジーは反省するように瞼を伏せた。


「ごめんなさい。わたしのせいで……」

『…………』


反論してくると思っていたのかガブリエーレは驚くように目を見開いた。
確かにあの時、メイジーがうまくムーを救えなかったせいなのかもしれない。
正座をしていたメイジーは太ももの上で手を握り込む。


『まぁ……お前がいなければあの娘は体を強く打ちつけて死んでいた。少しは役に立っている』

「……え?」

『…………言っておくが少しだからな』


ガブリエーレの予想外の言葉に顔を上げた。

(まさかフォローしてくれたの? そんなわけないわよね?)

メイジーが顔を上げると、ガブリエーレは顔を背けてしまう。


『傷だらけだな……』

「誰が?」

『……お前がだ』


そう言われて初めて、メイジーは自分の状態を確認する。
擦り傷に打ち身。
葉が巻かれているところが特に痛むため、ひどいことになってしまうのだろう。

(うぅっ、傷口を見たくない……!)

そんな時、ふんわりと香る食事の匂い。
メイジーのお腹がギュルギュルと音が鳴った。
こんな状況でも空腹になるというのは皮肉なものだ。
メイジーが匂いの元を探すと、いつもより豪勢な食事が目に入る。


『島の者たちからだ。あの子どもを助けたお礼だそうだ』

「……!」


島民たちの感謝がここに詰まっているのだろう。
メイジーが食事を頂こうと手を伸ばした時だった。