「どうしてわたしは……こんなところで寝てしまったの?」
『お前……何も覚えていないのか?』
ガブリエーレの問いかけにメイジーはすぐに今まであったことを思い出そうと首を捻る。
そして記憶が蘇った瞬間、彼に掴み掛かるようにして問いかけた。
「──ムーは!? ムーは無事なのっ?」
『……おい、離せ』
不機嫌そうなガブリエーレの顔を見てメイジーは正気に戻る。
だが彼女の無事が気になって仕方がない。
メイジーは掴んだ胸元から手を離して、ガブリエーレの言葉を待っていた。
『子どもは無事だ』
「…………!」
それを聞いてメイジーはホッと息を吐き出した。
安心して体から力が抜けてペタリとその場に座り込む。
「よかった…………無事で」
『俺が救ったんだ。当然だろう?』
「……あなたが? どうして?」
首を傾げたメイジーに苛立つ様子を見せるガブリエーレ。
説明を求めたが、彼はそれ以上何も言うことはなかった。
極めつけは『お前がいなければもっと早く救えた』と言われてムッとする。
「どういうこと?」
『お前が余計なことをしなければよかったんだ』



