主食はシンプルな味のためか、彼はよく食べるようになった。
スープの味は毎日、彼女たちの気分やその日に取れる食材によって変わってしまう。
そのためメイジーが先に味見をして味を伝えることで、ガブリエーレは少しずつではあるが食べられるものが増えていた。
不本意だがメイジーは彼の食の好みを把握しており、食事が終わるまで一緒にいてサポートしている。
『今日のスープはまぁまぁだった。このパンみたいのは硬い方が好みだ』
「何よ、偉そうに……! こっちは苦労して作ってんのよ」
平然とフルーツをモグモグと食べているガブリエーレを見ていると、神様と言うよりは王様のようだ。
メイジーは文句を言いつつも、あまった食事をまとめていた。
神様に満足してもらって後は島民たちの食事の時間だ。
メイジーは子どもたちがお腹を空かせているのをしっているため、手早く片付けていく。
『お前は食わないのか?』
「わたしはみんなと食べるの! あなたが食べ終わるの待っていただけだから。飲み物はお水? お茶?」
『あー……茶だな』
「はいはい、わかりましたわ」



