【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

メラメラと燃える復讐心。
それを隠しながら島民の前では笑顔で彼をいなすしかない。
何故ならメイジーがガブリエーレに反抗すれば反逆者として島民たちの敵になってしまう可能性があるからだ。

そしてある程度の信頼を得たのか、ガブリエーレに食事を運ぶ時はメイジーに任せきりで高確率で島民がついてこない。

その時に嫌味を言い返すのである。
もちろん島民たちには聞こえないように小声で。
ガブリエーレは不機嫌そうだが、相手にするのが面倒なのか大抵無視である。
メイジーは今日も料理を並べながら、ガブリエーレに言い返していた。


「神様なら少しはみんなに優しくしたらどう? もちろんわたしにもねっ」

『はぁ……それが言葉を通じるようにしてやった恩人に対する態度か?』

「言葉を通じるようにしてくれたのは感謝してるわ。でもそれとこれとは別でしょう?」

『ったく……俺にこんな軽口を聞いて生きているやつはお前が初めてだ』

「……物騒なこと言わないでよ」

「本当のことだ」


そう言いつつもガブリエーレはメイジーは言葉を理解する能力を取り上げられることはないし、島民たちにメイジーを殺すように命令するわけでもない。

(この人が何を考えているのか、さっぱりわからないわ)