【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

こう言ったものの頭に羽根をつけている島の長の反応が気になるところだ。
メイジーは髪や服を整えて正々堂々と立っていた。
ピンチになった時こそ、お客様には焦ったところを見せるなと言われたものだ。

メイジーが反応を待っているが島民たちは固まっている。
次第に額に汗が滲んでいく。

(やっぱりダメだったかしら……次の手を考えないと!)

メイジーがそう思った時だった。
突然、周囲にいる人たちから雄叫びが上がる。
ウオォォッと地面が揺れているほどの声に、メイジー自身が驚いてしまう。
それからガブリエーレコールが巻き上がっている。
彼が島民たちにどんな恩恵を与えたのかが気になるところだ。


『ようこそ、我らの島へ』

『神の遣い、ようこそ!』


先ほどとは一転して、メイジーのことを歓迎してくれているようだ。
それこそ殺そうとしていたことが嘘のように……。

(とりあえずはここにいられそうね。はぁ……よかった)

メイジーは女性たちに連れられてガブリエーレが着ている布と同じものを渡された。
これに着替えろということらしい。
メイジーも神の遣い……つまりガブリエーレと近しい存在だと思われているようだ。

(次のチャンスを得たら覆す機会はいくらでもあるわよ……! 今は生き残ることを考えるの)

このままでいたら、ガブリエーレの気分次第でいつ殺されるのかわからない。
彼の気分が変わる前にメイジーが彼らにとって、必要で手放せない存在になればいいのだ。

(生きるためだったら何だってやるわ……! もう役立たずなんて言わせないんだから)