【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

「このわたしが……役立たずですって?」


メイジーは島民たちを見据えた。


『……怒った! 怒った』

『どうする? どうしたらいい……!』


どうやら彼らは言葉をよく繰り返すようだ。
戸惑う島民たちにメイジーに認めさせるにはどうすればいいのかを考えを巡らせる。

(彼らの役に立つには敵になっちゃダメ。今は仲良くすることが最優先……ここで生き抜くためにはどうすればいいの?)

メイジーは今まで経験した数少ない情報を整理する。
そしてあることを思いつく。
それは島民の信頼を勝ち取ることはできるかもしれないが、嘘がバレてしまえば死ぬという諸刃の剣である。

(ガブリエーレと島の長が何を話していたのかはわからないけど、今は言ってみるしかないのよ……!)

ここに来た経緯は島民たちには知られていない。
メイジーは大きく息を吸い込んで、そして吐き出した。


「わたしはガブリエーレ様の遣いです。先ほどあなたたちと交流を持てるようにと言葉を授かりました」

『『『……!』』』

「今日から皆さまと共にガブリエーレ様のお役に立ちますわ」


自分でこう言っておいて、何もできないことが悔しくて仕方ない。
だけど今はガブリエーレの力を借りるしか他に方法がない。
何の役に立てるのかもわからないのは、あまりにもここの情報が少なすぎるからだ。