もうすぐ一時間経つという時だった。
ベルーガが数枚の紙を持って部屋の中へと入ってくる。
その顔は険しく、額に汗が滲んでいた。
「お待たせいたしました」
『さすがだな、ベルーガ』
「えぇ、他の者では一時間など不可能ですから。これ以上、無茶なことはやめてください」
『わかったわかった……早く見せろ』
ガブリエーレは調査の結果を読み進めながら初めて真実を知る。
病弱というのはまったくの嘘だった。
異母姉妹の姉、ジャシンスと王妃に虐げられ続けて物置部屋に閉じこもりきりだったこと。
それを知りながら国王は放置して、メイジーを女王に指名したことで、彼女たちに追放されて島流しにあった。
(まさか本当に王女だったとはな……)
『役立たず王女』、周りからはそう呼ばれていたらしい。
メイジーが役に立つことにこだわっていたのも納得できる。
けれど役立たず王女と呼ばれていたメイジーと今の彼女が噛み合わない。
今のメイジーならば逆境を跳ね除けて周囲を味方につけることだってできただろうに。
それから紙の最後に書かれていた言葉を見て、ガブリエーレは目を見開いた。
ベルーガが数枚の紙を持って部屋の中へと入ってくる。
その顔は険しく、額に汗が滲んでいた。
「お待たせいたしました」
『さすがだな、ベルーガ』
「えぇ、他の者では一時間など不可能ですから。これ以上、無茶なことはやめてください」
『わかったわかった……早く見せろ』
ガブリエーレは調査の結果を読み進めながら初めて真実を知る。
病弱というのはまったくの嘘だった。
異母姉妹の姉、ジャシンスと王妃に虐げられ続けて物置部屋に閉じこもりきりだったこと。
それを知りながら国王は放置して、メイジーを女王に指名したことで、彼女たちに追放されて島流しにあった。
(まさか本当に王女だったとはな……)
『役立たず王女』、周りからはそう呼ばれていたらしい。
メイジーが役に立つことにこだわっていたのも納得できる。
けれど役立たず王女と呼ばれていたメイジーと今の彼女が噛み合わない。
今のメイジーならば逆境を跳ね除けて周囲を味方につけることだってできただろうに。
それから紙の最後に書かれていた言葉を見て、ガブリエーレは目を見開いた。



