【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

ガブリエーレは誰が死のうとかまわないと思っていたし、帝国では役立たずは消えるのが当たり前だった。

だけどメイジーが死ぬことだけは絶対に嫌だと思ったのだ。
波のせいでうまく魔法が通らない。
苦戦しつつもメイジーたちを救うことはできたが、彼女は傷だらけだった。

(アイツは何の力もない。放っておけば勝手に死んでしまう)

そう思った瞬間、彼女を自分が守らなければと思ったのだ。
幸い、怪我はすぐによくなった。

だが怪我が治らないうちにメイジーは貝に夢中になり、貝に噛まれて怪我が増えていく。

次第にメイジーの興味が貝に移るのは面白くないと思うようになった。
自分の気持ちがこんなふうに把握できない。
感情のコントロールができずに子どもじみたことを言ってメイジーを困らせてしまう。

どうして弱いくせにこんな風に必死になれるのか。
魔法では一瞬で済むことをメイジーは何日も時間をかけて試行錯誤していく。
その姿が、彼女の強い意志が、たまらなくガブリエーレを惹きつける。

しかしガブリエーレはもうすぐ帝国に帰らなければならないだろう。

帝国に帰った時、父の手紙の後には社交から逃げるなと書いてあった。
もう限界は近い。