【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

ガブリエーレに腕を引かれながら、メイジーはなんとか立ち上がる。
まるで絶叫アトラクションに乗った後のような感覚。

口元を押さえながら、フラフラしつつ口元を押さえているとガブリエーレの足を踏んでしまう。
周囲がザワザワと騒がしいことにも気づくことなく、まっすぐに歩けずにいると……。


『ほら、捕まってろ』


ガブリエーレがそう言われると、メイジーの体がまた宙に浮いた。
腹部に感じる圧迫感にまた口元を抑える。
ガブリエーレに小脇に抱えられて地面しか見えない。
なんとか上半身を起こそうとしつつ、文句を言うために口を開く。


「ねぇ……せめてお姫様抱っこにしてくれないかしら!?」

『うるさい』

「……っ!」


そのまま運ばれていくのだが、明らかに上質な真っ青な絨毯に銀色の模様。
顔を上げて狭い視界で確認するが、ガブリエーレに深々と頭を下げている従者たち。
しかも数えきれないほどに。
真っ白な壁は傷や汚れ一つなく美しい。

メイジーはここがどこなのかが何となくわかってしまった。

(もうスリーダイト帝国に着いたの? つまりあの島とは近いのかしら)

気持ち悪さなど消えて緊張から体を強張らせていたが、突然体を放り投げられて目を閉じる。
ふわふわなクッションに顔が食い込んだメイジーは悲鳴を上げる。