ガブリエーレは頭を掻いて面倒くさそうにしている。
毎日、共にいたメイジーは何となく彼が何を言いたいのかわかるようになった。
「わかったわ。でもわたくしにはまだまだやることがあるのよ。島に返して……!」
メイジーは腕に引っかかっていた網をガブリエーレに突きつける。
『だから……道を繋ぐと言っているだろう?』
「その意味がわからないの! 道って、一体何?」
『これ以上、どう説明しろというんだ』
会話が成り立たずにメイジーは困惑していた。
『詳しい説明は後だ。そろそろ移動するぞ。捕まってろ』
「はい……?」
そう言った瞬間、メイジーの体は浮いてしまう。
するとすぐにグルグルと視界が回っていた。
浮遊感に驚いて瞼を閉じながらガブリエーレを反射的に摑む。
(うえ……気持ち悪い!)
何とも言えない浮遊感にメイジーは歯を食い縛りつつ膝をつく。
『メイジー、早く立て』
「……うっ」



