ハッとしたメイジーはガブリエーレを止めるために動き出す。
「もういいから、やめなさいよ!」
『お前に危害を加えた奴らだぞ?』
「そうだけど、まだ何もやられていないわ。あなたやり過ぎなのよ!」
『…………チッ』
舌打ちと共に力が解かれたようだ。
メイジーは皆が生きていることに安堵していた。
そしてあることを思う。
(この人たちの前ではガブリエーレに馴れ馴れしくするのはやめましょう。絶対に……)
だが、ガブリエーレの方からメイジーに離れてくれない場合はどうしたらいいのだろうか。
彼はメイジーの肩に手を置いて背後に回り込むと周囲を威圧するように言った。
『次にコイツに危害を加えた奴から殺す』
ガブリエーレの発言にメイジーは眉を寄せた。
確かに自分が殺されそうになって助けてもらっておきながら、こんな顔になるのはどうかと思う。
けれど何故かガブリエーレにこういうことを言ってほしくないと思ってしまう。
それは島で穏やかに彼と過ごした記憶があるからだろう。
『何故、不機嫌になっている?』



