【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!


「えっと……」

『お前も行くぞ』

「ど、どこにでしょうか?」 


そう聞きつつもメイジーの顔が引き攣ってしまう。
ガブリエーレの視線が怖すぎる。


『俺の話を聞いてなかったのか?』

「……はい、まったく」

『はぁ…………』


ガブリエーレから逃げるのに必死になりすぎていて、メイジーは彼の話をまったく聞いていなかった。
ため息を吐いたガブリエーレはメイジーを連れていく。
メイジーが足を必死に動かしても宙に浮いているため、まったく意味がない。

(な、なんで……!?)

メイジーは腕に網を引っ掛けたままガブリエーレに運ばれるようにして船へと向かう。
島民たちもまさかメイジーまで行くとは思っていなかったのだろう。
急な別れに困惑しているように見えた。

状況がわからない子どもたちは大声で泣きながらメイジーの名前を呼んでいるではないか。
その姿を見て胸が締め付けられる。


「ちょっと離して……! 離してよっ」

『…………』

「ここにいたいのっ、行きたくないってば! 離しなさいよ」