【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

メイジーが呆気に取られていると、その隙をついてガブリエーレが立ち上がる。
メイジーが起き上がるのを忘れてガブリエーレを目で追っていくと二人の前に立った。
それをハラハラした気持ちで見守っていると……。


『……俺の許可なしに二度とコイツに手を出すな』


青年二人は「はい」と言って頷き、頭を下げたままだ。
何ともいえない空気の中、メイジーは立ち上がり服についた砂を払う。
すると島の子どもたちが泣きながらメイジーの近くに来てくれた。


『メイジー、大丈夫?』

『ありがとう、メイジー』

「ううん、無事でよかったわ」


メイジーは子どもたちを抱きしめて安心していると、ダダナたちやミミがやってくる。
メイジーを心配してくれているようだ。

(……よかった。誰も死ななくて)

ガブリエーレたちが気になって視線を送ると、頭を下げ続けている二人と何か話しているではないか。
そしてガブリエーレがこちらを振り返り、メイジーや島民たちの前へ。


『俺は今日、ここを出る』


その言葉に島民たちは騒然としている。
メイジーも突然のことに驚いていた。


『だが、すぐにここに来れるように道を繋ぐ』

『……道?』

『何かあったら呼べばいい』