【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

ガブリエーレは腕を伸ばして手のひらを握り込むと、彼らはさらに苦痛に顔を歪めた。


『ならどうでもいいだろう?』

「ダメよ! このまま見殺しになんかできないわ」

『お前に危害を加えられて黙ってはいられない』

「え……?」


メイジーはその言葉に目を見開いた。
だが、その意味を考える前にガブリエーレが腕を上げたことで反射的にメイジーの体が動く。


「──ダメッ!」


メイジーはガブリエーレの背に抱きついた。
するとガブリエーレは不意を突かれたのか前のめりに倒れ込む。
それと同時に青年たちを苦しめていた木の枝がへたり、水の塊は弾け飛んでしまう。


『おい……!』


咳き込んでいたが、ガブリエーレが再び何かやるのではないかと思っていたメイジーは、ひたすら彼にしがみつくことで阻止していた。


『離せ……! おいっ』


手のひらで頬を押されて顔が潰れていたが、彼らを助けなければと必死だった。
すると目の前で死にそうになっていた青年二人がガブリエーレの前に膝をついて頭を下げているではないか。


「申し訳ありません」

「……申し訳、ありませんでしたっ」