メイジーがそう言った瞬間、尖った木の枝と波が頭上のすぐ上へ。
(つい、いつもの癖で……! 呼び捨てはまずかったのかしら)
メイジーは反省しつつ言い直す。
「ガ、ガブリエーレ様は島の神としてあちらにおりますけど……!」
メイジーが指差す先、いつもの岩場の上にいるはずのガブリエーレの姿が……なかった。
いつものようにニヤニヤしながらこちらを観察しているかと思いきや、こんな時ばかりいつもの場所にいないではないか。
メイジーが嫌な予感に青年たちの方を見ると、氷のように冷たい視線を向けているではないか。
命の危機を感じつつメイジーが動けないでいると、島民たちもメイジーに賛同するようにガブリエーレが島の守り神として讃えられていると口を揃えて言っている。
だが、青年たちは眉を寄せているだけ。まったく理解している様子はない。
それにメイジーは今にも木の枝が喉元に刺さりそうで一歩も動けない。
「この状況で嘘をつくとは……余程の愚か者か」
「なっ……! いつもはあそこにいるわ!」
「妄言はいい。皇帝陛下を出せ」
「そうだ。あの方は神に等しいお方だが、こんな薄汚い場所にいていい方ではないんだよ」
島を馬鹿にされたメイジーはカチンときてしまう。
(何にも知らないくせに偉そうに……!)
(つい、いつもの癖で……! 呼び捨てはまずかったのかしら)
メイジーは反省しつつ言い直す。
「ガ、ガブリエーレ様は島の神としてあちらにおりますけど……!」
メイジーが指差す先、いつもの岩場の上にいるはずのガブリエーレの姿が……なかった。
いつものようにニヤニヤしながらこちらを観察しているかと思いきや、こんな時ばかりいつもの場所にいないではないか。
メイジーが嫌な予感に青年たちの方を見ると、氷のように冷たい視線を向けているではないか。
命の危機を感じつつメイジーが動けないでいると、島民たちもメイジーに賛同するようにガブリエーレが島の守り神として讃えられていると口を揃えて言っている。
だが、青年たちは眉を寄せているだけ。まったく理解している様子はない。
それにメイジーは今にも木の枝が喉元に刺さりそうで一歩も動けない。
「この状況で嘘をつくとは……余程の愚か者か」
「なっ……! いつもはあそこにいるわ!」
「妄言はいい。皇帝陛下を出せ」
「そうだ。あの方は神に等しいお方だが、こんな薄汚い場所にいていい方ではないんだよ」
島を馬鹿にされたメイジーはカチンときてしまう。
(何にも知らないくせに偉そうに……!)



