【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

恐らく島民の言葉は青年たちに通じておらず、青年たちの言葉をダダナたちは理解していない。
となると、ここは両方の言葉が理解できるメイジーの出番ではないだろうか。

(怖いけど、やるしかないわ……!)

メイジーは武器を構えるダダナたちの前に出て、彼らを守るように両手を広げた。


「どうしていきなり攻撃をするのですか?」

「我々の言葉が通じる者がいるのか!? こんな辺鄙な島で……」

「何故言葉が通じるかなんてどうでもいい……皇帝陛下はどこにいる? まさか無礼を働いてはいまいな?」


メイジーは首を傾げた。
どうやらこの青年たちは大きな勘違いをしているだけのようだ。
誤解を解かなければと口を開く。


「あなたたちの皇帝陛下が誰かは知りませんが、ここにはいません。他を当たってください」

「…………我々を謀る気か!?」


緑の短髪の男性からの威圧感に怯みそうになるが、こちらも負けじと睨み返す。
この島に皇帝などいるはずがないからだ。
それだけは確かなのだから。


「だが先ほどガブリエーレ様……皇帝陛下の名前を口にしたではないか」

「皇帝陛下? ガブリエーレは……」