【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

もう一人は緑色の短い髪と黄緑色の瞳。吊り目で威圧感がある。
メイジーたちの前でふわりと浮かんでいるではないか。
ガブリエーレほどではないにしても整った顔立ち。
人間離れした美しさや見たことがない服にメイジーは疲れからかあることを思っていた。

(……もしかして、神様?)

頬を引っ張りながらそのことを確かめる。
強い力で摘んでいるのだがとても痛い。


「……我々の王はどこにいる?」


緑色の短髪の青年が怒りを含んだ声で問いかけてくる。


『よくわからない。彼らも神か?』

『大きい乗り物、神の乗り物』

『メイジー、知ってる?』


メイジーは島の長ダダナの言葉に首を横に振る。
二人の青年は言葉がわからないのか顔を見合わせていた。


「なんだ? 今、なんと言った?」

「僕たちの言葉が通じていないな」


やはり彼らに言葉が通じていないのだろう。


『あれ、なんだ?』

『ガブリエーレ様、同じ』

『やはり神。 ガブリエーレ様、報告する』


島民たちがそう言った瞬間だった。