【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

四日目は種ごと飲み込んだことで一歩前に進んだことで朝からテンションが上がっていた。
朝と波の高い時間を島の仕事をこなして、他は海辺で作業。
種がちゃんと入っているのか確認するためにくちを開くと種がのこ半分以上が身に埋まっている。
ますます嬉しくなり、子どもたちと海岸で遊びつつ貝を集めて珍しい色を探す。
夕方から新しい網を作っていると、島の女性たちが手伝ってくれたことで規定数まで達成。

五日目、ぐっすりと眠れたが安心感から疲れがどっしりと押し寄せる。
フラフラしながら島の仕事を終えて新しい網を持って海岸へ向かうと、メイジーの前には信じられない光景が広がっていた。

(…………船? どうしてこんなところに?)

メイジーはまだ自分が夢の中にいるのではと思い、目を擦りながら瞬きを繰り返す。
それもシールカイズ王国でも見たことないほどに大きなものだ。
それが一隻ではなく、二隻あるように見えるのはメイジーの気のせいではないのだろう。

騒ぎを聞きつけたのか、島民たちが次々に集まってくる。
すると船からは豪華な衣服を纏った男性が二人ほど降りて来る。
一人は空のような青い長い髪を一つに束ねた男性。
水色の瞳はタレ目で優しく見えるのだが、どこか冷たくて恐ろしい。