【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

『本当にいいのか?』

「えぇ、そのうち放っておけば治るわ」

『…………』


ガブリエーレは驚いたような不思議そうな表情をしている。
夕食を取りに行こうとすると光の玉もメイジーについて来るではないか。
両手が空いているのに周囲が明るくて便利だが不思議な感覚である。
島民たちの元に着くと、メイジーの横に浮かんでいる光を見た瞬間、一斉に跪いて地面に額をつけた。


『神様……! メイジー、授かった』

『光、神様の力』

『神の力、授かった! 素晴らしいっ』

「これは違うの……! ただ光がポワッて飛んできただけだから」


どうやらメイジーが神の力を授かったと勘違いしているらしい。
メイジーが説明すると島民たちは違うと納得してくれたようだ。
興奮する島民を落ち着かせながら、メイジーはガブリエーレの食事が欲しいと頼む。
食事はもうすでにできていた。
やはり時計がないため、正確な時間はわからないが辺りの暗さからかなり時間が経っていることがわかる。

メイジーが食事を運ぼうとすると、子どもたちが心配そうな表情で声を掛ける。


『メイジー、傷だらけ』

『神の力、痛かった?』

「これは貝と戦ってできた傷よ。心配してくれてありがとう」