【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!


メイジーはたどり着いた答えを話していく。


「自分から動かないと何も得られないでしょう?」

『…………』

「幸せと成功が、待っているだけで自分の元に来てくれるわけないんだから」


メイジーはそう言うと、ガブリエーレは大きく目を見開いた。
その後いつもの表情に戻ってしまうと、光の玉がこちらにフワフワと飛んでくる。
辺りが光で灯りに照らされている。


「これって……?」

『また怪我をしたのか?』


そう言われて自分の怪我の状態を確認するために俯いた。
それが広範囲な擦り傷は見ていて痛々しい。

(うぅ……また傷が増えたわ)

メイジーが思っている以上に怪我がひどくて、現実を直視したくなくて視線を逸らす。
またミミに無理をするなと怒られてしまうだろうか。


『治してやろうか?』

「何を?」

『その怪我をだ。軟弱者め』


ガブリエーレの提案は素直に嬉しいが、彼がこんなに優しいなんて逆に怖いではないか。

(何か請求されそうで怖いから断っておきましょう。きっとお腹が空いているのね)

勝手にそう解釈したメイジーは丁重に断った後に「すぐに夕食を取ってくるわね」と言って彼から距離を取る。