新学期が始まった。
教室の何処を見渡しても
彼の姿はない……。
この壁の向こうには、
彼女と彼が仲良く机を並べて
授業を聞いている姿がこの眼に
浮かぶ。
あ~、僕は相当なショックを
受けているようだ。
たかが、クラス替えで?
とお思いのあなた。
この僕の思いわかります?
僕は……僕は……
イケメンで、冷たいけど
ふっとした時に見せるあの笑顔と
微笑む彼のことが大好きなんだ。
出会いは幼稚園の年中さん、
転んで大きな水たまりの中に
座り込んだ僕に手を差し出して
助けてくれたのはいいけど、
ありがとう……って僕が言った途端に、
彼を呼ぶ先生の声に思わずパッと
手を離された僕はその反動で
一段と泥んこまみれになった……。
その絵図はまるでエンタメ系の
どっきり番組だった。
鼻でクスッと笑う彼だったけど、
だけど彼のその冷酷さが好き……なんだ。
僕はこの教室に君の
姿を見ることができないなんて……
耐えられな……い。
「あてっ」
不意に僕の頭を誰かが叩いた。
僕が振り向くと、教科書を持った
彼が立っていた。
「な、なんだよ。どうしたの?」
驚く僕に彼は、
「おまえ、二時限目、授業とっくに
終わってるぞ」
「え? あ、そうなんだ。
で、なんでこの教室にいるの?」
僕が彼に尋ねると、
「次の授業、選択科目だろ?
だから、選択科目の時は俺
この教室に来るからよ。
それに、受験科目によっては
一緒の時もあるようだぜ。
おまえ、カリキュラム見てねぇだろ?」
彼が微笑んだ。
そんなカリキュラムがあることを
知らなかった僕だけど、
あ~神様、お慈悲をありがとうございます。
僕は心の中で大声で叫んだ。
教室の何処を見渡しても
彼の姿はない……。
この壁の向こうには、
彼女と彼が仲良く机を並べて
授業を聞いている姿がこの眼に
浮かぶ。
あ~、僕は相当なショックを
受けているようだ。
たかが、クラス替えで?
とお思いのあなた。
この僕の思いわかります?
僕は……僕は……
イケメンで、冷たいけど
ふっとした時に見せるあの笑顔と
微笑む彼のことが大好きなんだ。
出会いは幼稚園の年中さん、
転んで大きな水たまりの中に
座り込んだ僕に手を差し出して
助けてくれたのはいいけど、
ありがとう……って僕が言った途端に、
彼を呼ぶ先生の声に思わずパッと
手を離された僕はその反動で
一段と泥んこまみれになった……。
その絵図はまるでエンタメ系の
どっきり番組だった。
鼻でクスッと笑う彼だったけど、
だけど彼のその冷酷さが好き……なんだ。
僕はこの教室に君の
姿を見ることができないなんて……
耐えられな……い。
「あてっ」
不意に僕の頭を誰かが叩いた。
僕が振り向くと、教科書を持った
彼が立っていた。
「な、なんだよ。どうしたの?」
驚く僕に彼は、
「おまえ、二時限目、授業とっくに
終わってるぞ」
「え? あ、そうなんだ。
で、なんでこの教室にいるの?」
僕が彼に尋ねると、
「次の授業、選択科目だろ?
だから、選択科目の時は俺
この教室に来るからよ。
それに、受験科目によっては
一緒の時もあるようだぜ。
おまえ、カリキュラム見てねぇだろ?」
彼が微笑んだ。
そんなカリキュラムがあることを
知らなかった僕だけど、
あ~神様、お慈悲をありがとうございます。
僕は心の中で大声で叫んだ。



