放課後、香澄は律子と何やら相談をしております。 「そうなのよ。 宏明君を何とかしたいの。」
「だったらさあ、あんたが変わらなきゃ絶対に無理よ。」 「私が変わるの?」
「今のママじゃあ餌を貰い損ねた柴犬ね。 きもいだけだよ。」 「餌を貰い損ねた柴犬?」
「そう。 可愛くないしうるさいし何でもかんでも弘明君のせいにするでしょう? それじゃあ誰も付いてこないわよ。」 「そっか。 そうなのか。」
「でもあんたじゃあ分からないかもね。 お嬢様だから。」 「だからそのお嬢様ってのは、、、。」
「やめてほしいなら変わりなさい。 それからね。」 律子は歩き始めた。
香澄は何処となくセンチな気分になって昇降口でウロウロしている。 俺は用事を済ませてやっと昇降口に出てきた。
「さあてと、帰るか。」 バッグをヒョイッと肩に掛けて歩き始める。 香澄は下駄箱の前で座り込んでいる。
しばらく歩いてから後ろを見ると誰も居ない。 「あれ? あいつ先に行ったのかな?」
俺は気にも留めずに駅まで歩いていく。 改札の前に来たけど香澄の姿は無い。
(どっかに寄ってるんだろう。) そう思った俺は入ってきた電車に乗ってそのまま行ってしまった。
電車に乗っているとメールが飛んできた。
『置いていかれちゃった。 泣いちゃうからね。』
『どんどん泣いて久保山先生にでも可愛がってもらったらどうだ?』
『ひどいなあ。 狐に可愛がってもらおうなんて思わないわよ。』
『狐? 明日にでも久保山先生に言っといてやるわ。』
『やめてよ。 半殺しにされるじゃない。』
『食べられるよりましだろう?』
「食べられたいわ。 私。』
「ほう、欲求不満ですかな? お嬢様。』
「だーかーらー、、、、。』
メールの最中に電車が駅に着いた。 ここからは商店街を抜けて猛ダッシューーーーーー‼
部屋に飛び込んで床に寝転がっているとメールが飛んできた。
『りっちゃんにもお説教されちゃった。 もっと可愛く成れって。』
「お前が可愛くなったら氷川きよしが飛んでくるぞ。』
『何で氷川きよしなのよ? あんな瓢箪は要らないわ。』
『へえ、親父さんが大好きなのにそれじゃあ焼き殺されちまうぞ。』
『弘明君がね。』
「何で俺なんだよ? 馬鹿。』
『まあいいじゃない。 そういうことなのよ。』
『相変わらず分かんねえやつだなあ』
「弘明君がね。』
あいつ、律子にどんなお説教をされたんだろう? 気にはなるけど興味は無い。
「可愛く成れって言われた。」なんて言ってたけどあいつなら無理だろう。 そもそもが柴犬なんだから。
ほんとにまあ何であそこまでうるさい女になったんだろうなあ? お父さんの影響かなあ?
そうそう、外でうるさいやつって本当は寂しがり屋だって言うよね。 ほんとかなあ?
でもまあ嘘じゃないかもしれないな。 あいつには兄弟なんて居ないし、、、。
律子や小百合には弟が居るんだよな 確か。 いつもうるさいってぼやいてたっけ。
「おーーーーーーーーい、飯だぞーーーーーー。」 父さんが珍しく部屋の前で吠えてる。
「やっちまった。」 俺が部屋から出てくると、、、。
「大変だなあ。 寝てたのか?」って聞いてきた。
「そうでもないよ。 これから就職の話が進んでくるんだけど、、、。」 「相手を間違えんようにしっかり選べよ。 相手次第じゃあとんでもないことになるからな。」
「そこは久保山先生と笠原先生が見極めてくれるんだって。」 「そうか。 それなら、、、。」
俺たちが話しながら下りてくると姉ちゃんが帰ってきた。 「やっと帰れたわ。 疲れた。」
「大変だなあ。 沖縄に行ってたんだって?」 「そうなのよ。 まだまだ暑くて大変だったわ。」
「おやおや揃ったかい。 今夜は寿司だからね。」 「珍しいね。 何か有ったの?」
「何にも無いけどたまにはいいかと思って。」 「毎日でもいいよ。」
「うちは貧乏だからさあ、、、。」 「弘明が働くようになったら毎日食べさせてくれるわよ。 ねえ弘明。」
そういう時の姉ちゃんって甘えるような眼で見てくるんだよなあ。 グッと来るぜ。
寿司を摘まみながら美和のことを考えてみる。 初めてだったよな セックス。
映画なんかでチラッとは見たことが有るけど燃えちまうね。 何とも言えなかった。
終わった後、放心状態だった美和が起き上がって見せた顔も何とも言えなかったし、、、。 何か幸せそうだったな。
「おい、弘明は何ボーっとしてるんだ?」 (やべえ、父さんに気付かれちまう。)
「別に何でもないよ。」 「そっか。 それならいいんだけど、、、。」
母ちゃんは俺のことなど気にも留めずに寿司を食べながらテレビを見ております。 姉ちゃんはというと、こちらはこちらで何かに気付いた様子。
俺が風呂に入っているとサッシを開けて姉ちゃんが入ってきた。 「弘明さあ、美和と何かやったでしょう?」
(ギク、、、。) 「その顔はやったんだな?」
「うん。」 「何やったの?」
「えっと、、、、。」 「もしかして抱いた?」
(ギク、、、。) そのド直球な突っ込みに俺は何とも言えなくて、、、。
「そっか。 抱いたのか。 どうだった?」 「って何が?」
「美和はどうだった?」 「良かったよ。」
「あんたも巨乳が好きなのねえ。 やっぱり男ね。」 「どういう意味?」
「あたしの裸なんか見たって何とも思わないでしょう?」 そう言いながら目の前に立ちはだかる。
「いやいや、やめてくれよ。 こんな狭い風呂の中で。」 「いいじゃない。 美和の裸はちゃんと見たんでしょう?」
「ああ、それは、、、。」 「大事にしなさいよ。 あんな子はそんなに居ないから。」
「分かってるよ。 でも、、、。」 「大丈夫。 あんたと美和がエッチしたことは誰にも言わないから。」
そう言って姉ちゃんは体を洗い始める。 姉ちゃんだってスタイルいいじゃない。
でもさ、目を逸らすと見えるように飛び込んでくるんだよ。 どうなってんだい?
次の日はこれまた朝から大騒ぎ。 俺は昼休みに久保山先生と修学旅行の最期の打ち合わせをやる。
なんとか北海道で決まりなんだ。 後は何処を回るか、、、。
南から上がって行って新千歳空港から帰る方向で話を進める予定。 今日は美和には会えないなあ。
「そうだな。 北海道新幹線で函館まで行く。 その日は函館で一泊するんだ。 次の日は函館で見たい所を回る。」 「見たい所?」
「函館山だって有るぞ。 あそこにはロープウェイが通ってる。 十字街に出れば見る所も有るだろうし五稜郭タワーだって見所になるだろう。」 資料を見ながら検討会は続いている。
「そうだそうだ。 引率の話も決めないとな。」 「引率?」
「そうだ。 男だけじゃないんだしまあまあの人数だからな。」 そこで久保山先生はメモを取り出した。
「俺と下山先生。 それに高橋先生にも来てもらうことにしたよ。」 (下山先生? ああミナッチか。 んで高橋先生? もしかして美和?)
「どうした? 嫌か?」 「とんでもないとんでもない。 ぜんぜんオッケーです。」
「じゃあこれで決めるぞ。」 先生は資料をまとめるとホテルの手配を再確認。
俺はというと美和が修学旅行に付いてくることを知って嬉しいやら恥ずかしいやら、、、。 何とも言えない変な顔で教室に帰ってきた。
「どうしたんだ? 変な顔して。」 「旅行の日程が決まったんだ。」
「それだけじゃないだろう?」 「あ、あと引率が久保山さんとミナッチと高橋先生だ。」
「お前、嬉しいだろう? 彼女と一緒に旅行できるなんて。」 「ややや、彼女が居るの?」
「彼女って誰? もしかして香澄ちゃん?」 「何で香澄なんだよ?」
「それは無いよなあ。 宏明君。 香澄ちゃんなら地獄の果てでもハッピーエンドでしょうに。」 「どういう意味だよ?」
俺たちがやり合っていると香澄はコソコソと教室を出て行った。 「あいつ、何処に行ったんだ?」
「トイレじゃないのか?」 「三郎君 トイレはさっき行ったわよ。」
「じゃあ何処?」 「香澄のみぞ知る事でありますよ 皆さん。」
「なに気取ってんだよ? 裕作。」 「いいじゃん。 たまには。」
「だったらさあ、あんたが変わらなきゃ絶対に無理よ。」 「私が変わるの?」
「今のママじゃあ餌を貰い損ねた柴犬ね。 きもいだけだよ。」 「餌を貰い損ねた柴犬?」
「そう。 可愛くないしうるさいし何でもかんでも弘明君のせいにするでしょう? それじゃあ誰も付いてこないわよ。」 「そっか。 そうなのか。」
「でもあんたじゃあ分からないかもね。 お嬢様だから。」 「だからそのお嬢様ってのは、、、。」
「やめてほしいなら変わりなさい。 それからね。」 律子は歩き始めた。
香澄は何処となくセンチな気分になって昇降口でウロウロしている。 俺は用事を済ませてやっと昇降口に出てきた。
「さあてと、帰るか。」 バッグをヒョイッと肩に掛けて歩き始める。 香澄は下駄箱の前で座り込んでいる。
しばらく歩いてから後ろを見ると誰も居ない。 「あれ? あいつ先に行ったのかな?」
俺は気にも留めずに駅まで歩いていく。 改札の前に来たけど香澄の姿は無い。
(どっかに寄ってるんだろう。) そう思った俺は入ってきた電車に乗ってそのまま行ってしまった。
電車に乗っているとメールが飛んできた。
『置いていかれちゃった。 泣いちゃうからね。』
『どんどん泣いて久保山先生にでも可愛がってもらったらどうだ?』
『ひどいなあ。 狐に可愛がってもらおうなんて思わないわよ。』
『狐? 明日にでも久保山先生に言っといてやるわ。』
『やめてよ。 半殺しにされるじゃない。』
『食べられるよりましだろう?』
「食べられたいわ。 私。』
「ほう、欲求不満ですかな? お嬢様。』
「だーかーらー、、、、。』
メールの最中に電車が駅に着いた。 ここからは商店街を抜けて猛ダッシューーーーーー‼
部屋に飛び込んで床に寝転がっているとメールが飛んできた。
『りっちゃんにもお説教されちゃった。 もっと可愛く成れって。』
「お前が可愛くなったら氷川きよしが飛んでくるぞ。』
『何で氷川きよしなのよ? あんな瓢箪は要らないわ。』
『へえ、親父さんが大好きなのにそれじゃあ焼き殺されちまうぞ。』
『弘明君がね。』
「何で俺なんだよ? 馬鹿。』
『まあいいじゃない。 そういうことなのよ。』
『相変わらず分かんねえやつだなあ』
「弘明君がね。』
あいつ、律子にどんなお説教をされたんだろう? 気にはなるけど興味は無い。
「可愛く成れって言われた。」なんて言ってたけどあいつなら無理だろう。 そもそもが柴犬なんだから。
ほんとにまあ何であそこまでうるさい女になったんだろうなあ? お父さんの影響かなあ?
そうそう、外でうるさいやつって本当は寂しがり屋だって言うよね。 ほんとかなあ?
でもまあ嘘じゃないかもしれないな。 あいつには兄弟なんて居ないし、、、。
律子や小百合には弟が居るんだよな 確か。 いつもうるさいってぼやいてたっけ。
「おーーーーーーーーい、飯だぞーーーーーー。」 父さんが珍しく部屋の前で吠えてる。
「やっちまった。」 俺が部屋から出てくると、、、。
「大変だなあ。 寝てたのか?」って聞いてきた。
「そうでもないよ。 これから就職の話が進んでくるんだけど、、、。」 「相手を間違えんようにしっかり選べよ。 相手次第じゃあとんでもないことになるからな。」
「そこは久保山先生と笠原先生が見極めてくれるんだって。」 「そうか。 それなら、、、。」
俺たちが話しながら下りてくると姉ちゃんが帰ってきた。 「やっと帰れたわ。 疲れた。」
「大変だなあ。 沖縄に行ってたんだって?」 「そうなのよ。 まだまだ暑くて大変だったわ。」
「おやおや揃ったかい。 今夜は寿司だからね。」 「珍しいね。 何か有ったの?」
「何にも無いけどたまにはいいかと思って。」 「毎日でもいいよ。」
「うちは貧乏だからさあ、、、。」 「弘明が働くようになったら毎日食べさせてくれるわよ。 ねえ弘明。」
そういう時の姉ちゃんって甘えるような眼で見てくるんだよなあ。 グッと来るぜ。
寿司を摘まみながら美和のことを考えてみる。 初めてだったよな セックス。
映画なんかでチラッとは見たことが有るけど燃えちまうね。 何とも言えなかった。
終わった後、放心状態だった美和が起き上がって見せた顔も何とも言えなかったし、、、。 何か幸せそうだったな。
「おい、弘明は何ボーっとしてるんだ?」 (やべえ、父さんに気付かれちまう。)
「別に何でもないよ。」 「そっか。 それならいいんだけど、、、。」
母ちゃんは俺のことなど気にも留めずに寿司を食べながらテレビを見ております。 姉ちゃんはというと、こちらはこちらで何かに気付いた様子。
俺が風呂に入っているとサッシを開けて姉ちゃんが入ってきた。 「弘明さあ、美和と何かやったでしょう?」
(ギク、、、。) 「その顔はやったんだな?」
「うん。」 「何やったの?」
「えっと、、、、。」 「もしかして抱いた?」
(ギク、、、。) そのド直球な突っ込みに俺は何とも言えなくて、、、。
「そっか。 抱いたのか。 どうだった?」 「って何が?」
「美和はどうだった?」 「良かったよ。」
「あんたも巨乳が好きなのねえ。 やっぱり男ね。」 「どういう意味?」
「あたしの裸なんか見たって何とも思わないでしょう?」 そう言いながら目の前に立ちはだかる。
「いやいや、やめてくれよ。 こんな狭い風呂の中で。」 「いいじゃない。 美和の裸はちゃんと見たんでしょう?」
「ああ、それは、、、。」 「大事にしなさいよ。 あんな子はそんなに居ないから。」
「分かってるよ。 でも、、、。」 「大丈夫。 あんたと美和がエッチしたことは誰にも言わないから。」
そう言って姉ちゃんは体を洗い始める。 姉ちゃんだってスタイルいいじゃない。
でもさ、目を逸らすと見えるように飛び込んでくるんだよ。 どうなってんだい?
次の日はこれまた朝から大騒ぎ。 俺は昼休みに久保山先生と修学旅行の最期の打ち合わせをやる。
なんとか北海道で決まりなんだ。 後は何処を回るか、、、。
南から上がって行って新千歳空港から帰る方向で話を進める予定。 今日は美和には会えないなあ。
「そうだな。 北海道新幹線で函館まで行く。 その日は函館で一泊するんだ。 次の日は函館で見たい所を回る。」 「見たい所?」
「函館山だって有るぞ。 あそこにはロープウェイが通ってる。 十字街に出れば見る所も有るだろうし五稜郭タワーだって見所になるだろう。」 資料を見ながら検討会は続いている。
「そうだそうだ。 引率の話も決めないとな。」 「引率?」
「そうだ。 男だけじゃないんだしまあまあの人数だからな。」 そこで久保山先生はメモを取り出した。
「俺と下山先生。 それに高橋先生にも来てもらうことにしたよ。」 (下山先生? ああミナッチか。 んで高橋先生? もしかして美和?)
「どうした? 嫌か?」 「とんでもないとんでもない。 ぜんぜんオッケーです。」
「じゃあこれで決めるぞ。」 先生は資料をまとめるとホテルの手配を再確認。
俺はというと美和が修学旅行に付いてくることを知って嬉しいやら恥ずかしいやら、、、。 何とも言えない変な顔で教室に帰ってきた。
「どうしたんだ? 変な顔して。」 「旅行の日程が決まったんだ。」
「それだけじゃないだろう?」 「あ、あと引率が久保山さんとミナッチと高橋先生だ。」
「お前、嬉しいだろう? 彼女と一緒に旅行できるなんて。」 「ややや、彼女が居るの?」
「彼女って誰? もしかして香澄ちゃん?」 「何で香澄なんだよ?」
「それは無いよなあ。 宏明君。 香澄ちゃんなら地獄の果てでもハッピーエンドでしょうに。」 「どういう意味だよ?」
俺たちがやり合っていると香澄はコソコソと教室を出て行った。 「あいつ、何処に行ったんだ?」
「トイレじゃないのか?」 「三郎君 トイレはさっき行ったわよ。」
「じゃあ何処?」 「香澄のみぞ知る事でありますよ 皆さん。」
「なに気取ってんだよ? 裕作。」 「いいじゃん。 たまには。」


