全ての感情をくれた君に

恋愛(実話)

全ての感情をくれた君に
作品番号
1743074
最終更新
2025/01/14
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0
雪の降る日に、星に撃たれたかのような恋をした。
燃えるような本気の初恋だった。


「私たちってなんか似てるね!」
私は彼のことを気になっていたのだった。だから、本当にそう思った。

「私は、結衣って言うんだ。」と私は言った。
「僕は、流星だよ」と彼は言った。
自己紹介をして、そうして私たちは付き合い始めたのだ。
何気ないことで‪笑ったり、一緒に過ごす日々は本当に楽しくて幸せだった。
お互いに歌が好きだった。時には喧嘩もして、時には泣いた。
でも、私は強がりだから流星の前で泣いたなんて言えなかった。いつも明るく振る舞うように意識していた。
初めて会ったとき、緊張していてどんな話をしたか覚えていない。でも、「楽しかった」それだけの感情はよく覚えている。正直、付き合うのは初めてだったからすごいドキドキしていた。ただ、どこかに行くたびにお金を出してくれるのは有難いのだけど同時に少し申し訳ない気持ちにもなった。
今日で、会うのは2回目。今日はカラオケに2人で行くのだ。
「人前で歌うのなんか恥ずかしいな」
そう言うと、「それは、僕もだよ」と言ってくれた。
すごく嬉しかった。お互いに依存し合える関係、追いかけるより追いかけられる方が好きな私にとって愛し合う時間が楽しかった。

〜1年後〜
「僕たち、別れよう」
その言葉を聞いた瞬間、頭が真っ白になって、まるで電気が体の中を走ったみたいに動揺した。
でも、「冷静な私でいたい」、「これ以上嫌われたくない」と思い、「じゃあ、理由を教えてよ。じゃないと納得できないでしょ。」と私は言った。
彼は何も答えなかった。
頭の中で「どうして」というそのことだけが巡回していた。
「あまりにも身勝手すぎるよ、、」そう思ったけれど、言わなかった。

翌日、彼のSNSを開いてみた。見るのは初めてだった。そこには、知らない女の人が映っていた。
心の中で、「嘘でしょ、、」と呟いた。
でも、それがきっかけで納得した。まるで、時間が止まったみたいだった。
怒り、嫉妬、悲しみ全ての感情を一瞬で味わった。でも、この心の声はもう誰にも届かない。
その時は、涙さえ落ちなかった。
なのに、彼のことを思い出す物を見る度に面影がちらつき、声が枯れるまで私は泣いた。
永遠なんて無いのかもしれない。もう恋なんてしない、誰のことも好きにならないと決めたのだった。
あらすじ
主人公の結衣と流星の青春ラブストーリー。
好きになることの素晴らしさ、色んな感情を知れる物語。
恋の儚さを知れる感動小説。

この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

この作品には、まだ投票されていません。

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop