──貴方に伝えたかった、たった一言。

「なんで星は真希の事、’’水野さん’’って呼んでるの?友達なんだから下の名前でよくない?」

そう言うと星は「そんな急に下の名前で呼べないって」と照れくさそうに言った。

「いいじゃん別に~。そう思わない?真希」と真希に言ったが返答が返って来なかった。

…あれ?真希ならいつもすぐ返してくれるのに……。

「…真希?」と真希に手をゆっくり伸ばした。

「やめて!」と言って私の手をパチンと弾いた。

こんな真希を見るのは初めてで、私は唖然としていた。

「……そんなこと……しなくていい……」と言って真希は教室のドアをガラッ!と大きく鳴らして出て行ってしまった。

「真希…」

私……私……。

その日から真希は私を避けるようになった。