綴の顔も、浮かばないわけがない。
こんなことになってしまってどれだけ自分を責めてしまっているだろう。
彼氏のチャンスを奪ってしまったんだもん…。
これから二人はどうなってしまうんだろう。
これから、二人は…。
「守らなきゃいけない人…がなんなんですか」
「都くんと綴ちゃん、そうでしょ?ねぇ、ヒマワリちゃん」
「なんなんですか」
「そのうちのどっちか、俺にくれない?」
「何言って…!」
「きみのほうから俺に差し出してよ。大切な人のどちらかをきみの手で絶望の闇へと突き落とすんだ。人の幸せなんて裏切りや後悔、罪悪感の上に成り立ってるんだからさ。綺麗事だけじゃ生きていけないんだよ。俺だってそうでしょ?愛する人と引き換えに、日和が与えられるはずだった期待も未来も、これからは全部きみの物にしてあげたんだよ?だからさぁ、俺にもお返ししてよ。きみの光を、俺に差し出してよ」
こんなことになってしまってどれだけ自分を責めてしまっているだろう。
彼氏のチャンスを奪ってしまったんだもん…。
これから二人はどうなってしまうんだろう。
これから、二人は…。
「守らなきゃいけない人…がなんなんですか」
「都くんと綴ちゃん、そうでしょ?ねぇ、ヒマワリちゃん」
「なんなんですか」
「そのうちのどっちか、俺にくれない?」
「何言って…!」
「きみのほうから俺に差し出してよ。大切な人のどちらかをきみの手で絶望の闇へと突き落とすんだ。人の幸せなんて裏切りや後悔、罪悪感の上に成り立ってるんだからさ。綺麗事だけじゃ生きていけないんだよ。俺だってそうでしょ?愛する人と引き換えに、日和が与えられるはずだった期待も未来も、これからは全部きみの物にしてあげたんだよ?だからさぁ、俺にもお返ししてよ。きみの光を、俺に差し出してよ」



