都達が崖から落ちたのと、
橋のロープが切断されたのは、
本当に偶然の一致で起こった悲劇なのかな。
…切断。
「都」
「どうした?」
「今日、橋の前まで行った時、都は車に乗ったままだったの?」
「あぁ。憂さんだけが下りて、様子を見に行ってたよ」
「橋が架かってた場所、都にも見えた?」
「割りとそばまで寄ってたからな」
「動物達のいたずらっぽかった?」
「…ロープが固定されていたはずの根元」
「根元?」
「鉄柱に根元だけが残っていたのを見た。…焦げたみたいな痕があった」
「そう……」
それ以上、私も都も何も言わなかった。
都の傷に障るといけないからと、私は自分のベッドルームに戻った。
橋が落ちてしまったのは
たぶん動物達のいたずらなんかじゃない。
人間の仕業だと思った。
動物が火を使えるわけがないんだから。
人間。
この山に居る誰か。
それも橋の向こう側じゃなくて、こちら側に。
ロープを燃やして切断する為の道具を持ったままで、
短時間で橋まで行って、決行できる人。
お姉ちゃんはまだ免許を持っていない。
車を運転できるのは憂さんだけだ。
なんの為に…?
なんの目的があって私達をここに閉じ込めたのか
検討もつかない。
検討もつかないけれど
次々と消えていく人間がいる。
だから都市伝説が生まれたんだ…。
都市伝説は終わってなんかいなかった。
そして今、被害者は私達なんだ。
橋のロープが切断されたのは、
本当に偶然の一致で起こった悲劇なのかな。
…切断。
「都」
「どうした?」
「今日、橋の前まで行った時、都は車に乗ったままだったの?」
「あぁ。憂さんだけが下りて、様子を見に行ってたよ」
「橋が架かってた場所、都にも見えた?」
「割りとそばまで寄ってたからな」
「動物達のいたずらっぽかった?」
「…ロープが固定されていたはずの根元」
「根元?」
「鉄柱に根元だけが残っていたのを見た。…焦げたみたいな痕があった」
「そう……」
それ以上、私も都も何も言わなかった。
都の傷に障るといけないからと、私は自分のベッドルームに戻った。
橋が落ちてしまったのは
たぶん動物達のいたずらなんかじゃない。
人間の仕業だと思った。
動物が火を使えるわけがないんだから。
人間。
この山に居る誰か。
それも橋の向こう側じゃなくて、こちら側に。
ロープを燃やして切断する為の道具を持ったままで、
短時間で橋まで行って、決行できる人。
お姉ちゃんはまだ免許を持っていない。
車を運転できるのは憂さんだけだ。
なんの為に…?
なんの目的があって私達をここに閉じ込めたのか
検討もつかない。
検討もつかないけれど
次々と消えていく人間がいる。
だから都市伝説が生まれたんだ…。
都市伝説は終わってなんかいなかった。
そして今、被害者は私達なんだ。



