「ねぇ、都。変なこと訊いてもいい?」
「ん?」
「憂さんってさ…時々アルコールみたいな匂い、しない?」
「あー…言われてみればそうかもなぁ。普段からずっと薬品扱ってるんだろ?染み付いちゃったとか?」
「でもお姉ちゃんからはそんな匂いしないよ」
「言われてみればさ、」
「うん」
「あの痛み止め、どっから持ってきたんだろうな。ここだってすげぇ久しぶりに来たんだろ?常備薬があるとも思えないし。しかも市販薬とかじゃなくて液体の、だぜ?」
「…実験用に持ち歩いてるとか?」
「旅行中も?」
私と都は顔を見合わせて、
ピクッて口角を上げた。
状況が状況なだけに、
なんだかドラマみたいなことを考えちゃった。
都が打ってもらったのは痛み止めとか鎮静剤とかに間違いないと思う。
現に効いてるみたいだし…。
でも私が向日葵の園に行くといつもすぐに現れる。
まるで侵入を阻止するみたいに。
アルコールの匂い。
向日葵に被せられた紙袋。
向日葵の種。
落とされた橋。
「ん?」
「憂さんってさ…時々アルコールみたいな匂い、しない?」
「あー…言われてみればそうかもなぁ。普段からずっと薬品扱ってるんだろ?染み付いちゃったとか?」
「でもお姉ちゃんからはそんな匂いしないよ」
「言われてみればさ、」
「うん」
「あの痛み止め、どっから持ってきたんだろうな。ここだってすげぇ久しぶりに来たんだろ?常備薬があるとも思えないし。しかも市販薬とかじゃなくて液体の、だぜ?」
「…実験用に持ち歩いてるとか?」
「旅行中も?」
私と都は顔を見合わせて、
ピクッて口角を上げた。
状況が状況なだけに、
なんだかドラマみたいなことを考えちゃった。
都が打ってもらったのは痛み止めとか鎮静剤とかに間違いないと思う。
現に効いてるみたいだし…。
でも私が向日葵の園に行くといつもすぐに現れる。
まるで侵入を阻止するみたいに。
アルコールの匂い。
向日葵に被せられた紙袋。
向日葵の種。
落とされた橋。



