向日葵の園

綴と都をどうにか救出はできたけれど、
足を骨折しているかもしれない都は自分の足では歩けない。

憂さんは上がる息を整えてから
もう一度、都をおぶった。

綴も体を痛めているだろうから
私は綴を支えるようにして歩いた。

「ヒマワリちゃん、足元気をつけてね」

「憂さんも。少し休みながら行きましょう」

途中で何度も休憩を挟みながら別荘を目指す。

真夏のせい、というよりも都はたぶん足の痛みでずっと表情を歪ませている。
綴の腕や足も傷だらけで、
早く清潔な場所で消毒してあげたい。

お姉ちゃんは別荘の玄関口で待っていた。

落ち着かない様子でうろうろと歩き回っていたけれど
私達の姿を見つけて駆け寄って来る。

「憂…みんな!一体何があったの…とりあえず早く中に!」

別荘のリビング。

憂をソファに寝転ばせて、憂さんが応急処置をしてくれている間、
私はシャワールームで綴の体をきれいに洗った。

「傷、沁みる?」

「ちょっと…」

「消毒はもっと沁みるかも。頑張ろうね」