若菜の声は震えていた。
諦めるな。気持ちはちゃんと言葉に出して伝えないと、相手には伝わらない。
「若菜、若菜の気持ちに気づけなくて、たくさん傷つけて、本当にごめん。だけど、嫌がらせをされたことは私も傷ついたし悲しかった。友達じゃないって言われたのも、大嫌いって言われたのも、すごく苦しかった。だから、もう一度友達になるところから始めない?若菜は私のこと嫌いかもしれないけど、私は大好き。大好きだからこそ、ライバルとして、若菜の本音を聞きたいの。なんでも話せる友達になりたい。もう隠さなくていいから。一人で苦しまなくていいから。若菜を一人になんて私がしない」
「…今更、もう遅いよ」
「ううん、ここから始められるよ。始めようよ。もしも若菜がいいって言うなら、明日六時に来てほしい。私はたとえ若菜が来なくても、ずっと待ってる。諦めないから」
若菜は何も言わなかった。
切れた真っ黒な画面を見つめながら、緊張していた糸をやっと解く。
若菜は明日来てくれるだろうか。私の気持ちはちゃんと届いただろうか。
若菜と向き合うことはすぐにできることじゃない。
それでも何日、何ヶ月、何年かかってもいいから、若菜と気持ちをぶつけ合える本当の友達になれたらいい。
「…あれ、陽菜乃?」
最後は美波に電話をかけようとボタンをタップしようとしたところで、まさかの本人に顔を覗き込まれ驚いて階段から落ちそうになる。
諦めるな。気持ちはちゃんと言葉に出して伝えないと、相手には伝わらない。
「若菜、若菜の気持ちに気づけなくて、たくさん傷つけて、本当にごめん。だけど、嫌がらせをされたことは私も傷ついたし悲しかった。友達じゃないって言われたのも、大嫌いって言われたのも、すごく苦しかった。だから、もう一度友達になるところから始めない?若菜は私のこと嫌いかもしれないけど、私は大好き。大好きだからこそ、ライバルとして、若菜の本音を聞きたいの。なんでも話せる友達になりたい。もう隠さなくていいから。一人で苦しまなくていいから。若菜を一人になんて私がしない」
「…今更、もう遅いよ」
「ううん、ここから始められるよ。始めようよ。もしも若菜がいいって言うなら、明日六時に来てほしい。私はたとえ若菜が来なくても、ずっと待ってる。諦めないから」
若菜は何も言わなかった。
切れた真っ黒な画面を見つめながら、緊張していた糸をやっと解く。
若菜は明日来てくれるだろうか。私の気持ちはちゃんと届いただろうか。
若菜と向き合うことはすぐにできることじゃない。
それでも何日、何ヶ月、何年かかってもいいから、若菜と気持ちをぶつけ合える本当の友達になれたらいい。
「…あれ、陽菜乃?」
最後は美波に電話をかけようとボタンをタップしようとしたところで、まさかの本人に顔を覗き込まれ驚いて階段から落ちそうになる。

