100日後、キミのいない世界で生きていく

美波が両手を優しく包み込んでくれて、それだけで泣けてくるほど温かかった。

きっと私は美波がいなかったら本当に心が折れてしまっていたと思う。





「陽菜乃。帰ろう」

「…うん」


ぼーとしていた私の席までやってきてくれた美波に、力なく笑いかける。


「ねえ、美波…。私、どうしたらいいのかな」

「え?」


廊下を美波と歩きながら、ぽつりと弱音を漏らす。


この廊下もみんなと毎日笑いながら歩いていたのに。

今は二人ぼっちになっちゃった。


「私がみんなと出逢わなければ、今は変わってたんじゃないかって思うの。離れるくらいなら、最初から出逢わなければよかったの…?」


ただ恋をしただけなのに、たった一つの恋が私たちをこんなにも簡単にバラバラにしてしまった。