いつかの莉久の言葉をふと思い出す。
あの時は、面倒くさいことが嫌いなはずなのにわざわざ職員室までついてきてくれたっけ…。
–––「…別れても俺は陽菜乃のことを傷つけちゃうんだな」
「…っ」
昨日のことを思い出してしまい、じわりと涙が滲んでくる。
莉久と別れてもいつかまた付き合えると思っていたから、大丈夫だった。
それなのに自分の気持ちがわからなくなって、結果的に莉久を傷つけて私は最低だ。
だから嫌がらせをされて傷ついても、それは莉久のせいなんかじゃない。
最低な私が自分で招いたんだから、自業自得だ。
「…陽菜乃。また上履き隠されたの?」
教室に入ると、スリッパの私に気づいた美波が心配そうに駆け寄ってきた。
「いや、えっと、金曜日に洗おうと思って持って帰ったんだけど、持ってくるのうっかり忘れちゃっただけだよ」
「そう。ならいいんだけど」
美波に心配をかけたくなくて嘘をついてしまった。
あの時は、面倒くさいことが嫌いなはずなのにわざわざ職員室までついてきてくれたっけ…。
–––「…別れても俺は陽菜乃のことを傷つけちゃうんだな」
「…っ」
昨日のことを思い出してしまい、じわりと涙が滲んでくる。
莉久と別れてもいつかまた付き合えると思っていたから、大丈夫だった。
それなのに自分の気持ちがわからなくなって、結果的に莉久を傷つけて私は最低だ。
だから嫌がらせをされて傷ついても、それは莉久のせいなんかじゃない。
最低な私が自分で招いたんだから、自業自得だ。
「…陽菜乃。また上履き隠されたの?」
教室に入ると、スリッパの私に気づいた美波が心配そうに駆け寄ってきた。
「いや、えっと、金曜日に洗おうと思って持って帰ったんだけど、持ってくるのうっかり忘れちゃっただけだよ」
「そう。ならいいんだけど」
美波に心配をかけたくなくて嘘をついてしまった。

