「…莉久と無理矢理別れさせたかったわけじゃないんだ。陽菜乃はいつも想うだけの辛い恋ばかりだったから。颯太のように想ってくれてる人がいるってことを知らないまま莉久と付き合ってるのはもったいないと思ったんだよ。この世には伝えられない想いを抱えて生きてるやつだっているから」
眞紘は静かに部屋を出ていった。
「ごめん、美波…。今まで二人が喧嘩なんてしたことなかったのに、私のせいで…」
「いいよ。眞紘なんてもう知らない。あれで陽菜乃のこと思ったつもりなのかな、馬鹿みたい。正論並べてればいいわけないのに。私が今眞紘と別れたら、もう友達ですらいられなくなるんだろうね…」
「美波」
どうしよう。私のせいで大好きな二人が別れるなんて言い出したら…。
「…大丈夫だよ。ごめん、私も混乱してる。家帰って頭冷やす。早く熱治すんだよ」
美波は不安そうな私に気づいたのか、笑顔を貼り付けると私の頬をむにっとつまんで部屋を出ていった。
二人がいなくなった部屋がだんだんとぼやけてくる。
静かになった部屋で涙を流しながら、顔を両手で覆う。
想うことは今まで散々してきたけど、想われたことなんて初めてでどうすればいいかわからない。
私が好きなのは莉久だ。だけど、颯太と友達でいたい。
眞紘は静かに部屋を出ていった。
「ごめん、美波…。今まで二人が喧嘩なんてしたことなかったのに、私のせいで…」
「いいよ。眞紘なんてもう知らない。あれで陽菜乃のこと思ったつもりなのかな、馬鹿みたい。正論並べてればいいわけないのに。私が今眞紘と別れたら、もう友達ですらいられなくなるんだろうね…」
「美波」
どうしよう。私のせいで大好きな二人が別れるなんて言い出したら…。
「…大丈夫だよ。ごめん、私も混乱してる。家帰って頭冷やす。早く熱治すんだよ」
美波は不安そうな私に気づいたのか、笑顔を貼り付けると私の頬をむにっとつまんで部屋を出ていった。
二人がいなくなった部屋がだんだんとぼやけてくる。
静かになった部屋で涙を流しながら、顔を両手で覆う。
想うことは今まで散々してきたけど、想われたことなんて初めてでどうすればいいかわからない。
私が好きなのは莉久だ。だけど、颯太と友達でいたい。

