100日後、キミのいない世界で生きていく

相手中と挨拶を終えたバスケ部たちが応援席を向くと、次は私たちに向かってお辞儀をしてきたため会場は拍手で包まれる。

とても清々しそうに笑っていたバスケ部の人たちは、挨拶が終わるとみんなで抱き合い泣いていた。


「莉久があんなに熱い応援をするなんて、意外」

「…別に、友達なんだから当たり前だろ」


照れたようにそっぽを向いた莉久の顔をニヤニヤと覗き込む。


「へぇー?友達のためにそんなに熱くなれるやつだったんだー?」

「…っ、うるせぇな。陽菜乃といすぎたせいでおまえの性格が移ったんだよ」


ちゅっとさりげなくキスをされ、思わずぎょっとする。


「ちょ、何するの…!」


慌てて周りを見渡すが、幸い美波たちは話に夢中で気づいてなさそうだった。


「好きなのに俺だって我慢する必要ねぇだろ。手出せない状況なのに好きとか言ってきたり抱きついてきたり、勘弁しろよな本当」


今度は莉久がニヤニヤと顔を真っ赤にする私を覗き込んできて、恥ずかしくて顔を押し返す。


「…あれ、颯太がいない」