「…は?」
「あはは!公開告白とは陽菜乃もなかなかやるねぇ」
ぎゅーと莉久の腕にしがみついて、にっと笑いかける。
「好きなのに、この気持ちを消したり今更隠したりする必要ないなって思ったの。だからみんなも、早く認めてよね」
ぽかーんと驚いたように口を開けている若菜と眞紘に向かってべーっと舌を出す。
「別れたとは言ったけど、諦めただなんて言ってないもん」
どうせ付き合うなら大好きな四人にも認めてもらってから付き合う。
そのために私はなんだってするんだ!
*
三年生の引退試合ということもあり出場メンバーも三年生がほとんどの中、スタメンで二年生の颯太も出場している。
素早いドリブルとパス繋ぎで颯太に渡ってきたボールが、スパッと心地よい音を立てて決まる。
「颯太ナイスー!」
今までにも何度かみんなで颯太の試合の応援に来てはいるけど、いつ見ても上達していっている気がする。
「あはは!公開告白とは陽菜乃もなかなかやるねぇ」
ぎゅーと莉久の腕にしがみついて、にっと笑いかける。
「好きなのに、この気持ちを消したり今更隠したりする必要ないなって思ったの。だからみんなも、早く認めてよね」
ぽかーんと驚いたように口を開けている若菜と眞紘に向かってべーっと舌を出す。
「別れたとは言ったけど、諦めただなんて言ってないもん」
どうせ付き合うなら大好きな四人にも認めてもらってから付き合う。
そのために私はなんだってするんだ!
*
三年生の引退試合ということもあり出場メンバーも三年生がほとんどの中、スタメンで二年生の颯太も出場している。
素早いドリブルとパス繋ぎで颯太に渡ってきたボールが、スパッと心地よい音を立てて決まる。
「颯太ナイスー!」
今までにも何度かみんなで颯太の試合の応援に来てはいるけど、いつ見ても上達していっている気がする。

