100日後、キミのいない世界で生きていく

ベッドに腰掛けていた莉久にぐいっと腕を引かれ、一緒に寝転がる。


「それよりも俺はみんなから色々言われて陽菜乃に振られるんじゃねぇかってビクビクしてた。だから教室にも戻れなかった。自分がしてきたことを考えると振られたっておかしくないってわかってるけど、今の俺は陽菜乃に振られなんてしたらきっと死んじゃう」


腕まくらをしてくれている莉久の顔が今にもキスができそうなほどすぐ目の前にあり、ドキドキしながら思わず目を逸らす。


「振るわけないじゃん…。好きなんだから、隣にいたいって思うのは当たり前でしょ」


莉久が顔を近づけてくると、長いキスをしてきた。


「ちょ、ちょっと！学校でなにするの…っ」

「何を今更ー。もう何回かしてるんだからいいだろ別に」

「そういう問題じゃない！」


慌てて体を起こして、からかうように笑っている莉久から離れる。


「大丈夫だろ。そのうち時間が解決してくれるよ」

「なんの根拠があってそんなこと…」

「んー俺の勘ってやつ？」


呑気に笑っている莉久に、なんとなく本当に大丈夫な気がしてきて不思議だった。

今は離れているけど、きっとまた六人でいられる日が来る、よね…？