「…莉久、が?」
信じられない。莉久の言葉を信じようとは思ったけど、そんな早くに行動に移してくれるなんて信じがたかった。
「同じかと思ったけど、あなたは莉久の特別なんだね」
「私が特別…?」
「信じてなさそうだね、莉久ってばかわいそうー。まあそりゃそうだよね。あんなクズ代表みたいな莉久を信じる人の方が珍しいよ。でも、あたしが言うのもなんだけど今の莉久は信じていいんじゃない?だってあの莉久が“好き”って言ったんだよ。莉久は気づいてないかもしれないけど、遊びでも今まで“好き”って二文字は絶対に言ってくれなかったから。きっと他の女の子に対してもそうなんじゃない?それなのにあなたに対しては簡単に言っちゃうんだから本当焼ける」
嬉しすぎてもうキャパーオーバーで涙目の私に、環先輩は呆れたように笑っていた。
「莉久の特別な人ってことに免じて一つだけ忠告。莉久のことが好きな女子はいっぱいいるけど、あたしみたいに割り切れる女子だけじゃないからね。何かの理由で、今も莉久への想いを拗らせて苦しんでいる子がいる、かもしれないよ」
「…え?」
「たまー。掃除終わったよー」
「はーい。じゃあ、またね」
ニコッと甘い笑顔を残して環先輩は友達の方に行ってしまった。
それって…今日はまだされていないから忘れていたけど、最近嫌がらせをしてきた人と何か関係があるのかな…?
その人はもしかして私が莉久と付き合っていることで苦しんでいる…?
信じられない。莉久の言葉を信じようとは思ったけど、そんな早くに行動に移してくれるなんて信じがたかった。
「同じかと思ったけど、あなたは莉久の特別なんだね」
「私が特別…?」
「信じてなさそうだね、莉久ってばかわいそうー。まあそりゃそうだよね。あんなクズ代表みたいな莉久を信じる人の方が珍しいよ。でも、あたしが言うのもなんだけど今の莉久は信じていいんじゃない?だってあの莉久が“好き”って言ったんだよ。莉久は気づいてないかもしれないけど、遊びでも今まで“好き”って二文字は絶対に言ってくれなかったから。きっと他の女の子に対してもそうなんじゃない?それなのにあなたに対しては簡単に言っちゃうんだから本当焼ける」
嬉しすぎてもうキャパーオーバーで涙目の私に、環先輩は呆れたように笑っていた。
「莉久の特別な人ってことに免じて一つだけ忠告。莉久のことが好きな女子はいっぱいいるけど、あたしみたいに割り切れる女子だけじゃないからね。何かの理由で、今も莉久への想いを拗らせて苦しんでいる子がいる、かもしれないよ」
「…え?」
「たまー。掃除終わったよー」
「はーい。じゃあ、またね」
ニコッと甘い笑顔を残して環先輩は友達の方に行ってしまった。
それって…今日はまだされていないから忘れていたけど、最近嫌がらせをしてきた人と何か関係があるのかな…?
その人はもしかして私が莉久と付き合っていることで苦しんでいる…?

