「次こそ?そんなのあんたにあるわけないでしょ」
痛そうに顔を歪めている莉久の胸ぐらを美波が掴んだ。
美波も颯太も、私のために本気で怒ってくれているのはわかるけど、いつもの二人と違って怖かった。
「陽菜乃、よく考えなよぉ。これからも莉久と付き合ってて、本当に幸せになれる?」
「莉久にとっては何回目かわからない浮気だろうし、なんとも思わないかもしれないけど、陽菜乃にとっては違うだろ。友達だからこそ、はいそうですかとは言えない」
若菜と眞紘が私を守るように前に立ったことで、莉久の顔が見えなくなる。
浮気をしたのは莉久だ。最低な行為だと私も悲しんで泣いた。
…それでも、莉久はいい意味でも悪い意味でも正直だから。
私のことを大切にしてくれるという言葉を、本気で信じたいんだ。
あんなことをされても、惚れっぽい私がここまで好きだと、隣にいたいと思うのはきっとこの先莉久だけだと思うから。
「おまえらが信じてくれなくてもいいよ。おまえらが何を言おうと、陽菜乃が振ってきたとしても、俺は陽菜乃と別れるつもりはない」
莉久は切れた唇の端を指の腹で拭うと立ち上がり、そのまま教室を出ていった。
「何あいつ…。陽菜乃、安心して。もう陽菜乃が傷つけられないように私たちが守るから」
痛そうに顔を歪めている莉久の胸ぐらを美波が掴んだ。
美波も颯太も、私のために本気で怒ってくれているのはわかるけど、いつもの二人と違って怖かった。
「陽菜乃、よく考えなよぉ。これからも莉久と付き合ってて、本当に幸せになれる?」
「莉久にとっては何回目かわからない浮気だろうし、なんとも思わないかもしれないけど、陽菜乃にとっては違うだろ。友達だからこそ、はいそうですかとは言えない」
若菜と眞紘が私を守るように前に立ったことで、莉久の顔が見えなくなる。
浮気をしたのは莉久だ。最低な行為だと私も悲しんで泣いた。
…それでも、莉久はいい意味でも悪い意味でも正直だから。
私のことを大切にしてくれるという言葉を、本気で信じたいんだ。
あんなことをされても、惚れっぽい私がここまで好きだと、隣にいたいと思うのはきっとこの先莉久だけだと思うから。
「おまえらが信じてくれなくてもいいよ。おまえらが何を言おうと、陽菜乃が振ってきたとしても、俺は陽菜乃と別れるつもりはない」
莉久は切れた唇の端を指の腹で拭うと立ち上がり、そのまま教室を出ていった。
「何あいつ…。陽菜乃、安心して。もう陽菜乃が傷つけられないように私たちが守るから」

