「…それ、俺以外の男に言うなよ。てかもう俺以外好きになるな」
ぐいっと莉久に体を引き寄せられ、三度目のキスをする。
「…これも、ただの“相手が喜ぶ行為”?」
「ちげぇよ。これは俺がしたかったからしただけ。初めて誰かに対して愛おしいって思ったよ。…俺のこれも、恋ってことだよな?」
「何それ…っ。ずるいよ莉久」
じわりと滲んできた涙を笑いながら拭ってくれた莉久が、もう一度顔を近づけてきた。
やっと莉久と本当の恋人になれた気がする。
莉久の気持ちが恋だといい。そう思った。
*
バチンっ!と美波が莉久の頬を叩く音が教室中に響き、クラスメイトたちが何気ないふりをしながらもチラチラとこちらを気にしているのがわかった。
「あんた、もう陽菜乃と別れて。そこまでクズだったなんて本当、見損なった」
昨日、莉久と準備室を出ると、もうすでに帰っていなくなっていた若菜の「莉久が浮気して陽菜乃のこと傷つけた」と放った一言で私たち六人組のグループチャットが大いに荒れていた。
ぐいっと莉久に体を引き寄せられ、三度目のキスをする。
「…これも、ただの“相手が喜ぶ行為”?」
「ちげぇよ。これは俺がしたかったからしただけ。初めて誰かに対して愛おしいって思ったよ。…俺のこれも、恋ってことだよな?」
「何それ…っ。ずるいよ莉久」
じわりと滲んできた涙を笑いながら拭ってくれた莉久が、もう一度顔を近づけてきた。
やっと莉久と本当の恋人になれた気がする。
莉久の気持ちが恋だといい。そう思った。
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バチンっ!と美波が莉久の頬を叩く音が教室中に響き、クラスメイトたちが何気ないふりをしながらもチラチラとこちらを気にしているのがわかった。
「あんた、もう陽菜乃と別れて。そこまでクズだったなんて本当、見損なった」
昨日、莉久と準備室を出ると、もうすでに帰っていなくなっていた若菜の「莉久が浮気して陽菜乃のこと傷つけた」と放った一言で私たち六人組のグループチャットが大いに荒れていた。

