100日後、キミのいない世界で生きていく

「陽菜乃は私たちの太陽だったんです。だから、できることなら六人でこの先もずっと一緒にいたかった…」


あの日、太陽を失った私たちは、真っ暗闇の中自分の進む道すらもわからなくなっていた。

願いはいつだって一つだったのに。そんなことすらいつの間にか忘れていた。


「…あの子の全ても、あなたたちだった。陽菜乃はあなたたちのことが本当に大好きだったから」


陽菜乃のお母さんが机の上にそっとスマホを置いた。


「画面を開けばすぐに再生できるようになってるわ。五人であの頃の陽菜乃に会ってあげて」


陽菜乃のお母さんは私たちに気を遣ってか「買い物に行ってくるわね」と言って出ていった。


「…陽菜乃」


スマホに手を伸ばし、ゆっくりと画面を開く。

あの頃のままの、記憶の中のままの陽菜乃が画面に写し出された。


「…再生するね」


四人が小さく頷いたのを確認してから、そっと再生ボタンをタップする。