100日後、キミのいない世界で生きていく

私が無力すぎて、何も過去を変えることができないまま颯太の大会の日まで来てしまった。


「眞紘と喧嘩でもした…?」

「…ううん、大丈夫。私のことなんかよりも、陽菜乃こそ元気ないでしょ」

「あはは、やっぱり美波にはお見通しだよね…」


学校までの道を陽菜乃と夏の日差しに照り付けられながら、ゆっくりと歩いていく。

もう時間がない。私たちがバラバラになる未来までもうすぐだ。


「私ね、夢があるんだ」

「…え?」

「高校に行っても大人になっても、六人でずっと仲良く一緒にいれたらいいなって。それが私の夢の一つ」


陽菜乃がにっと眩しい笑顔を見せた。

思わず泣いてしまいそうになるのをグッと堪える。


…そうだ。陽菜乃の夢を、願いを叶えに私はここに来たんだ。

陽菜乃が生きて笑ってくれている未来を私がなんとしてでも作らないと。


「よう、美波。なんだよ急に早く集まらないかって言ってきて…」