100日後、キミのいない世界で生きていく

昼休みになり陽菜乃が席を立って教室を出て行った。


「あれ、美波もトイレー?」

「うん」


ふと私もトイレに行きたくなり、陽菜乃の後を追うように教室を出る。


「本当にごめんね。じゃあ」


陽菜乃は知らない男の人と何かを話していた。

その目はとろんと去っていった後ろ姿を熱烈に見つめている。

…ん?あれはたしか、陽菜乃が前に好きだった…。


「なにしてんのこんなところで?」


陽菜乃は後ろから話しかけた私に、ハッと我に返ったかのように目を見開き腕を掴んできた。


「聞いてよ、美波!運命的な出会いしちゃった!少女漫画みたいだった!もうちょーーーときめいた!」


やっぱりと考えていたことが確信に変わる。

今日は陽菜乃があの先輩に恋に落ちた日だ。