やっと話してもらえることがこの時の俺は嬉しくて、 友達と認めてもらえたようで、単純に心を躍らせていた。 「神楽くんおはよう」 ニコッとして話してくれる榎本を今日も可愛いと思いながら、 声をかける。 「おはよ、なんか目腫れてない?平気?」 「あー、ゴミが入っちゃって、こすっちゃったの」 「そっか、ちょっと待ってよ」 そう言って、お弁当の袋をあさると、保冷剤が出て来て、ハンカチを巻いて榎本に渡す、 「よかったら、これを使うといいよ」 「……なんで優しくするの?」