離婚してから始まる恋~念願かなって離婚したら、元夫が私を追いかけて辺境までやってきました~

『あいつらは一体なんなんだ!?』
『私たちの棲家を荒らすなんて許せない!』
『助けて!助けて!』

精霊や妖精、魔法生物たちの様々な叫びが
エレオノールの中に入ってくる。
彼らは突然の事態にパニックになっているようだ。

オルメリアはみんなの居場所を的確に把握していて、
彼らを見つけ出しては
エル・フィーナへと先導していく。
エル・フィーナは別名【封じられた湖】と呼ばれ、
なんの魔力も持たない人間が近づくと
ローレライという乙女に誘惑され、
湖に引きずり込まれるという伝説の湖だ。

すでにエル・フィーナには
様々な種族が避難して来ており、
幼い頃から彼らに親しんできたエレオノールにとっても
圧巻の光景が広がっていた。
オルメリアの背中からそっと降りた
エレオノールの周りに
仲良しのピクシー妖精達が群がってくる。
「まぁ、良かった。みんな無事だったのね。」
『大変だ、大変なんだ。エレオノール』
「何が大変なの?」
『ブラウニーたちを助けて!あいつらみんな疑うことを知らないから、人間たちにどんどん捕まってる!』
『おいでって言われたら、すぐ近づいちゃうんだ』
『助けてあげて!』
ピクシー妖精が必死に騒ぎ立てる。