誰かー。助けてー。
お話にならない人がいまーす。
誰でもいいですー。助けてくださいー。
「だからそれ私は困るの!」
「大人しく出来る良い機会なんじゃない?」
「はい?だから私に大人しく捕まれって言うの?」
「そうでもしないとまた倒れちゃうよ。昨日全然寝てないでしょ。」
…そんなとこは抜け目ないのがムカつく。
「沢山寝ましたー。とにかくここはトキのためにも、上手く潜入してくれる?」
「だからいいよって。」
軽過ぎて信じらんないのよ!!!
いいならいいよ!もう話進めますよ!後から文句はやめてくださいね!
「じゃ、スーザン良き塩梅でエゼルタに伝達よろしくね。」
「…分かった。」
「それでもしエゼルタと揉めることがあっても、心配しなくていいよ。」
「戦だな。」
そんなこともする必要はない。
「私が直々に片付けてあげる。友達の国だから命懸けで戦うよって前にも言ったじゃん。」
「…そうならない努力はする。」
「優しい王様になったねー。今度私の弟にも会ってみる?可愛いよー?」
「弟…ってアレンデール王!?」
そりゃそうだろう。
「アルは良い子で可愛くて頭も良くて!もう本当に可愛いから!」
「アレンデール王は…まだ幼かったな。」
「そんなことも出来るよって話。例えエゼルタを敵に回しても、アレンデールが盾になるし剣になる。だからそんなに気負わないでね。」
「鬼人は、許さんだろう。この国を。」
スーザンは本当に変わったな。
ここでハルの心境にまで目が向けられるようになったのか。成長したなー。

