そう思う度にきっと私は強くなれる。
次に会えるその時を信じて、頑張れる気がする。
「…はる。」
「お兄さんから?」
「うんー。会いたくて切なくなってるとこー。」
机に突っ伏した私。
その側にレンが近寄るのが分かる。
「少し前の俺みたいだね。」
「…粘着質。まだ怒ってる?」
「実は顔見た瞬間に全部許せちゃったよ。でも、それだけのことしたってちゃんと分かっててね。」
「…はい。」
用が済んだ私はお風呂に入りたいと思い、レンに伝えると女官さんを呼んでくれた。
素直に案内に従うことにした私だが。
…どうやら雲行きは怪しい。
「あ、あのー…?」
「何よ。」
「お風呂ここですか?」
「水浴びで充分でしょ?」
案内された場所が屋外で。
目の前にあるのは井戸のような水汲み場で。
まさかと思って聞いてみたら、まさかだったようです。
「…ま、いっか。ありがとうございます。」
「え。」
「戦場で汚れたので助かります。」
「は?」
エゼルタに比べれば寒さはマシだ。
それに本当に身体が洗えれば何でもいい。こっちは熱があるので暑いし、寧ろ快適かもしれない。
「…あれ?何か人増えてきましたね?」
私を案内してくれた女官は一人だったが、わらわらと他の女官の方々が現れる。
…何か多いな!?

