軽いとは…?
疑問に思い首を傾げるとおーちゃんは顔を背ける。
「リンちゃんこれでどうー?」
「とりあえず人目に触れなければ何でも大丈夫ですー。」
戻ってきたワカさんから羽織を受け取って、私はすぐに着る。
おーちゃんの扱いが面倒なので。
「…リンちゃん、その傷…戦傷?」
「うん。」
「痛くない?」
「私の主治医は優秀だからねー。」
私が笑うとワカさんもホッとしたように笑う。
「よし!おーちゃん行こう!」
「…カイ、マジで俺行くん?ただのミケ探しに?」
明らかに嫌そうなおーちゃん。
第一将が猫探しの仕事なんて確かに嫌かも?
「じゃあ私一人で行くねー。」
「オウスケ、頼んだで。」
「どいつもこいつも勝手すぎやろ!?!?」
一人足早に飛び出した私。
カイに頼まれたおーちゃんが追いかける。
酒場に残ったカイとワカさん。
「カイ?」
「…詮索すなよ。」
「詮索も何も、名前もあの戦傷も…あの凛々しさも。もう答えは出てるじゃない。」
「…やっぱ調教しなあかんな。」
私のことをワカさんにきちんと説明していなかったカイ。
たぶん出来ることなら隠そうとしていた。
「アレンデールの曰く付きのお姫様なんて抱え込んで、今度は何考えてるの?」
「…いつも通り金を動かす…のと。オウスケの大事な子になるんやろうなって思っただけや。」
「相手が悪いわよ。彼女が相手じゃオウスケが不憫な想いするじゃない。」
「不憫でも悲恋でも、オウスケはもうええ加減前に進まなあかん。それが出来るんはあの子しかおらん。」

