…ハナちゃん。
我がオアシスが救いの手を差し伸べてくれる。
「…あ、皆さんお揃いだったんですか!?お邪魔してすみません!?」
「ハナちゃん行かないで!!!」
「へ?」
「私も行く!!!」
鍛え上げたスピードを駆使して、ハナちゃんの手を取り光の速さでこの部屋から脱出。
ハナちゃんは驚く暇もなかったようで、何が起こったか分からない様子のまま部屋から出たのだった。
「…ふう。」
「り、リンちゃん?皆さんとお話中じゃなかった?」
「お話にならなくなったとこだから本当に助かったよー。ありがとうハナちゃん。」
「え、それ大丈夫?私怒られない?」
「ハナちゃんを怒る人がいたら寧ろ私が怒るよ。」
そう言うとふわりと笑顔を見せる天使。
…癒されるー。
これなのよ。今私が正に求めていたもの。この癒しのパワーなんですよ。
「リンちゃんお風呂まだだよね。浴場もう空いたからよかったらどうかなと思って呼びに来たの。」
「可愛いー。」
「もう!リンちゃんの方が可愛いよ!」
「それはないから。私はお風呂に入って出直してきます。」
きょとんとしているハナちゃん。
そんなハナちゃんと今日は一緒にお風呂に入ろうと言うことになり。
二人で仲良くバスタイムです。

