「ハルもるうもいないと孤独だ。」
誰かと仲違いしてしまったら余計に孤独だ。
早くもホームシックだ!!!
でもハルに似てるからといって、アキトに甘え過ぎた私が悪い。約束を蔑ろにした私が悪い。
仲直りってどうやるんだっけ?
ハルと喧嘩した時ってどうやって仲直りしてたっけ?
「リンちゃーん!」
仲直りの方法を模索しているところに、ハナちゃんが再びやってきた。
「ハナちゃん?どうしたの?」
「夜は隊士さんがお風呂占領しちゃうからよかったら先にどうかなって思ったんだけど…。」
「お風呂嬉しい!入る!!!」
「じゃあ案内するねっ!」
お風呂に入って、とりあえずこのモヤモヤした頭も綺麗さっぱりしよう。
アキトのことは一先ず後で考えよう。
ということで、ハナちゃんにお風呂に案内してもらうことになりました。
「そう言えばアキトさんは?」
「どこ行ったのか分かんない。」
「リンちゃん置いて行くなんて、よっぽどの急用かな?」
「…どうだろう。」
私が怒らせたんです。
呆れさせちゃったんです。悲しませちゃったんです。
だから出て行っちゃったんです。
そんなことは言えず、この広い城の浴場に到着。
「リンちゃんのお着替え準備しておいたから、好きに使ってね!お洗濯もしておくからここに置いといて!」
「ありがとうー。」
「お風呂終わったらまたお迎えに来るからねっ!」
「ううん!そんなに迷惑かけれないよ!ちゃんとアキトの部屋に自分で戻るから気にしないで!!」
優しいハナちゃんに癒されて、私はのんびり広いお風呂で優雅にバスタイムを過ごしました。
アレンデール城を出て姫じゃなくなったのに、贅沢させてもらって悪いなー。

