それにはもう、私もビックリ。


私よりも歳下に見える二人が、まさか結婚していただなんて。




…あ、私もしてたんだけども。





「はい!ハナって呼んでください!」


「…は、ハナ…ちゃん。」


「きゃー!リンちゃん可愛い!!!」




ハナちゃんが小さな身体で私に抱きついてくれるが、私は挙動不審になります。


何を隠そう、私女の子の友達いないんです。



戦場にばっかりいたもので。


だからあまりこういう経験がないんです!!!





「…ハナ、リン困ってんぞ。」


「えっ、ああ!!」




慌てて私から離れたハナちゃん。


女の子って感じだ。本当に可愛らしい。





「リンちゃんはアレンデールのお姫様だもんね。私つい浮かれちゃって…ごめんなさい。」


「全然気にしないで!私こそ、その節はサクに怪我させちゃったし無茶な戦い方させてごめんなさい。」


「将軍なので怪我はいつものことです!サクくんは楽しかったって言ってましたから、気にしないでください!」


「…うん。こんなに可愛い奥さんいるなら教えといてほしかったよー。そしたら私もトキに人選考えてもらったのに。」




私がそう言うと、ハナちゃんは嬉しそうに笑う。




「こんな可愛い人に可愛いって言われると嬉しいです!」


「そんなサクはどこにいるの?」


「今も戦場です。なので大人しくここで待ってるのにアキトさんがうるさくするので、注意しに来ちゃいました!」